アンドロイド仮想デバイス (Android Virtual Device, AVD) の作成
AVD って何?
Android 仮想デバイス (Android Virtual Device, AVD と略します) は実際のデバイスを模倣する装置、すなわちエミュレータの設定情報です。
開発したアプリケーションを実行する場合、実際の端末があればその端末にインストールして実行できますし、 もし実機がなくても仮想デバイス (AVD) にインストールすることでアプリケーションを実行することができます。
エミュレータ上で実行するには AVDをあらかじめ作成しておく必要があります。そうしないと、エミュレータをどのようなオプションで起動すれば良いかわからないからです。
アプリケーションのテストを行う場合、なるべく実機でテストするのが理想ですが、様々な画面サイズの端末を実際に準備するのはなかなか難しいものです。
AVD によってより幅広いテストを行うことができます。
AVD の作成方法
Eclipse ADT で同様のことをするには「アンドロイド仮想デバイス (Android Virtual Device, AVD) の作成 (Eclipse ADT)」をみてください。
ここでは基本的な AVD の作成方法を紹介します。必要に応じて各種パラメータ・設定等を変更してください。
まず Android Studio を起動して、
メニューから を選択します。AVD Manager には現在作成されている AVD の一覧が表示されています。
AVD を新規作成するには左下の
ボタンを押します。これから作成する仮想デバイスをどのようなものにするか決めます。
この例ではカテゴリーを Phone として、中央のリストから Nexus 5 を選択しました。
サイズというのは画面のサイズです。必要に応じて適当に変えて作成します。
を押して次の画面に行きます。
ここで仮想デバイスの Android バージョン、サポートする API レベル等を決めます。 画面の例ではシステムイメージを x86_64 とし、API レベル 25、Android 7.1.1 としました。
を押して次へ行きます。
AVD の名前を適当に決めます。特に変更する必要がなければ、そのまま
をクリックすると、AVD が作成されます。少し時間がかかる場合がありますが、正常に作成されると AVD Manager のリストに、今作成した AVD が表示されます。
AVD を起動するにはリスト内の再生ボタンをクリックします。
すると次のように AVD が起動します。
Android Studio から動作確認
上記のように AVD が起動している状態で、Android Studio でアプリケーションを開始 (Shift + F10)すると、 アプリケーションの起動場所として AVD が表示されます。
上の画面で
をクリックすると、AVD 上にアプリケーションがインストールされて実行されます。以上、AVD の作成方法と AVD 上でアプリケーションを起動する方法を説明しました。