Android とは?
Android (アンドロイド) は Google が 2007年秋に発表した携帯端末向けのプラットフォームです。
米国のマーケティング企業 IDC の発表によれば、世界的なスマートフォン OS シェアで断トツの 80% 以上です。(第二四半期比較で 2015年は82.8%、iOS は 13.9%)
現在も Google を中心としたオープン・ハンドセット・アライアンスによって活発に開発が続けられています。
Android の特徴
ひとつめの大きな特徴は、オープンソースで無償で提供されていることでしょう。 Apache v2 ライセンスで配布されており、誰でもソースコードを入手することが可能です。
このため iPhone とは違い、多数の携帯端末メーカーが Android プラットフォームを採用しはじめており、スマートフォン及びタブレット市場で急速にシェアを伸ばしています。
スマートフォン・マーケットシェアは米国内第1位
2011年1月5日の米国ウォールストリートジャーナルのブログでは、米国内でもついに iPhone のマーケットシェア (25%) を抜き、Android が第二位になったと報じられました。 この時点での第一位は Blackberry ですが、 Blackberry のシェアは2010年8月時点の 37.6% から11月末時点で33.5%と4.1%のマイナスです。
3月3日に Nielsen が発表した資料によれば、米国のコンシューマ市場で Android OS が 1 位になったと報じられました。さらに 2011年4月25日発表の資料では Android が iOS を大きく引き離したことがわかりました。
ちなみに、2011年2月には米国 Verizon Wireless が iPhone の販売を開始したため、 iOS とのパワーバランスに注目されていました。
» Android、日米のマーケットシェアの傾向
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誰でも使えるプログラミング開発環境。しかも Java で Windows 上でも開発可能!
ふたつめの特徴として、アプリケーションの開発環境が整っており、こちらも誰でも無償で利用することが可能です。 アンドロイド上で動作するアプリケーションの開発用には Android SDK (Software Development Kit) が、ランタイムやライブラリの開発用には Android NDK (Native Development Kit) がそれぞれ提供されています。
開発は Windows, Linux, Mac OS X 上で可能です。また開発言語は基本的に Java を利用します。 インテルアーキテクチャの Mac OS 上で Objective-C でしか開発できない iPhone アプリと比べると、 Android のオープンさが際立っていることがわかりますね。
当サイトでは、 Android SDK を用いて Android 用のプログラムを開発することについて解説します。